常に何かしらの玩具が流行って（あるいは流行らそうとして）おり、コロコロコミックといえば コミックボンボンと並んでそういった最新ホビーの牽引役として、昔から小学生の話題には 欠かせないものでした。今もそうなのかな？ そんな親公認の漫画雑誌で「実はヒロインが男の子でした」なんてやらかしたもんだから、 当時の純情な小学生達に大変なショックを与え、数日間寝込んだ子まで出たという、いわば 伝説のホビー漫画「バーコードファイター」が復刊されました。 実はこれ、数年前に噂だけ耳にし、興味を引かれたんで近所の古本屋を探したけど見つからず、 そのまますっかり忘れてたんですが、晴れて今回読む事ができました。 上下巻揃えると４０００円、高いぜ（＾＾；まぁ復刊ものだし、仕方ないんだけどね。 で、・・・あぁ・・・これは確かにショックかもなぁ（笑）連載開始から１年くらいたってから いきなりだもんなぁ。だってこのヒロインのさくらちゃん、毎回普通に結構かわいいし。 ていうか、結婚したいです。いい娘さんなんですよ。 で、その衝撃事実の発覚当初こそ本編でもそれを笑いに使おうとしたフシも見られますが、 徐々に周りがそれを受け入れる事によって、あまり本編中は話題にならなくなっていきました。 でも打ち切りが決定してから描き始められたのか、最後の３話は再び「彼女」のコンプレックスと その克服する姿を結構真面目に描き、切なくもなかなか素敵なお話で、ヒロインをさらに 魅力的にしています。しかも毎カット無駄にエロいし！（笑）まずくないかなぁ・・・ そして７ページにも渡る熱い告白シーンが素敵すぎ。「君が男でも構わない」なんて 僕が言われてもグッときますよ？ちょっと言いすぎか。 こうして、あろうことかコロコロ誌上において堂々とジェンダーフリーを謳いあげたもんだから、 やっぱこれはやり過ぎといいますか（笑）でも、あぁこういう悩みを持った人もいるんだなぁ、と 世の中の見方をちょっとだけ広げてくれる作品ですね。この作者さんの別の作品、 「アナルジャスティス（すげぇタイトルだ）」にもさくらちゃんが出てるらしいんで、 近々読んでみようかな。